2025年8月1日金曜日

8/5 Tue.「MUSICAÄNOSSA presents ANTHOLOGY VOL.18 Black West Coasters編」※今回は火曜日開催となります。[DJ]廣瀬 大輔(ELLA RECORDS)

 

好評の「辛口海老カレー」や「特製チーズケーキ」「コーヒープリン」などもご用意しております。

【Bar Music Shibuya,Tokyo】18:00 ~ Midnight
 
 
 

「廣瀬大輔が特定のカテゴリーを設定して、それはアーティストであったりレーベルであったりジャンルであったり。Bar Musicのサイトにコラムと当日プレイするレコードの中から6枚のディスクレヴュー、そしてDJでは、20時から23時までをテーマに沿ってプレイします。第18回のテーマはBlack West Coasters(廣瀬大輔)


 
8/5 Tue.
MUSICAÄNOSSA presents ANTHOLOGY <anthos+logia> VOL.18
Black West Coasters編
[DJ]廣瀬 大輔(ELLA RECORDS)
[at]渋谷 Bar Music 
[info]03.6416.3307
http://barmusic-coffee.blogspot.com 
※18:00オープン、着席の通常営業スタイルで20:00~23:00の開催です。
事前予約またはご来店前にお電話でテーブルをおさえていただけますと幸いです。  
※消毒、お客様着席時のグループ別ソーシャルディスタンスの確保、換気など、ウイルス対策へのご理解とご協力をお願いいたします。
※Entrance Fee ¥1000

  

廣瀬 大輔(Ella Records)
ヴィンテージ・レコード・ディーラー&ショップElla Records所属。かつてはDANCE MUSIC RECORDのジャズ・バイヤーとして新譜を供給し、ライターとして“Jazz Next Standard”シリーズや「Jazz MeetsEurope」、「500 Club Jazz Classics」、“Jazz The New Chapter”シリーズ等の書誌や多くのライナーノーツ等へ新旧問わずジャズ/クラブ・ミュージックに関する執筆/寄稿、またDJ/選曲活動を行う。
 
【コラム】

『ウエストコースト・ジャズ』
西海岸のジャズメンの中心は、概して正統的な音楽教育を受けた白人演奏家であり、クール・ジャズを発展させたようなスタイルが比較的多い。(Wikipedia 日本語版)

という一般的なウエストコーストにおけるジャズの認識についてはここでは紙幅を割かずに別側面から見てみたい。この一般的な認識は良くも悪くも、あくまで東との対比の中で商業的にパッケージングされた総括であり、その裏にはロサンゼルスの黒人コミュニティの中心地であったセントラル・アベニューが育んだ、アフロ・アメリカンを中心にしたソウル・ジャズやフリー・ジャズ的なものなど、様々なスタイルが混在していたからだ。

Wynton Marsalisが(彼自身は西海岸出身ではないが)「セントラル・アヴェニューはロサンゼルスの52番街だった」と述べたように、ロサンゼルスのダウンタウン、ワッツやフローレンス・グラハムなどのサウス・ロサンゼルス、コンプトン市などを通過する主要道路のセントラル・アヴェニューは、人種隔離政策によるロサンゼルスのアフリカ系アメリカ人コミュニティの中心地であり、1920年代からブルースやジャズが盛んな地であった。

この地区にあったトーマス・ジェファーソン高校は音楽教育が重視されており、卒業したミュージシャンたちを一部列挙するだけで、Art Farmer、Chico Hamilton、Dexter Gordon、Sonny Criss、Johnny "Guitar" Watson、Ed Thigpen、Etta James、Frank Morgan、Don Cherry、Vi Redd、Horace Tapscott、Roy Ayersと非常に豪華だ。先にも人種隔離政策に触れたが、この高校は黒人専用の学校というわけではなかったが、地区が黒人が「居住してもよい」地域であったため、必然的にほぼ黒人のみの学校であった。また、ハリウッドへツアーに訪れた黒人ミュージシャンたちも主要なホテルには泊まることを許されず、この地に留まりヴェニューでジャム・セッションに参加した。ここを包含せずに「ウェストコースト・ジャズ」を語るには不十分であると思われる。

Charles Mingus、Eric Dolphy、Ornette Coleman、Ed Blackwell、Jack Wilson等もこの地域で初期のキャリアを築いた。Ornetteのグループが1959年に行ったニュー・ヨークのファイブ・スポットでのライヴがジャズ界に衝撃を与えたが、それは西海岸の黒人音楽シーンがいかに当時注目されていなかったかの証左ともされている。Mingus、Dolphy等もニュー・ヨークに移って認知されるようになった。ロス出身のBobby Hutchersonが10代の頃に「Art Blakeyのレコードを友人の Dexter Gordonと一緒に自宅で聴いていた兄の影響でジャズに触れた。Gerald Wilsonのオーケストラで歌手をしていた姉は、当時のボーイフレンドの Eric DolphyとBilly Mitchell を個人的に紹介した。」というローカルなエピソードも非常に興味深い。他にも、Hampton Hawes、Harold Land、Teddy Edwards、Leroy Vinnegar、Les McCannなどアフロ・アメリカンたちの活動は枚挙にいとまがない。

『今日驚くべきことに思えるのは、メディアがこうした活動にほとんど注目していなかったということだ。ロサンゼルス・タイムズ紙はほとんど取り上げず、黒人系新聞のカリフォルニア・イーグル紙やロサンゼルス・センチネル紙でさえ、(中略)熱心にこのシーンを報道することはなかった。』

『東海岸ジャズと西海岸ジャズの相対的な優劣をめぐる競争という潜在的な流れが、東海岸の文化の門番たちの間で、西海岸の新興勢力に功績を配分する際にある種の倹約を生み、この傾向は後世の歴史家や批評家たちにも影響を与え続けています。』  -Jazzwize誌 2025年4月号

ハリウッドのサンセット・ストリップのような商業的なエンターテイメントの中心地とは異なり(もちろん、上記ミュージシャンたちもそこで演奏は行うことはあったが)、セントラル・アベニューは、真にコミュニティに根ざした場所であった。Harold Landのアルバム「Harold In The Land Of Jazz」やDon Cherryの「Brown Rice」の米盤のジャケに写るワッツ地区にある有名なアウトサイダー・アート建造物、通称「ワッツ・タワー」は彼らBlack West Coastersのローカルへの愛着であり誇りである。

一般的にいわれる「ウェストコースト・ジャズ」の概念に意義を呈するものでものでもなく、またジャンルとしての「ウェストコースト・ジャズ」を否定するものでもなく、ただその一側面ではない多様性をもってその輪郭を捉えなおす提案として本コラムを書いてみました。「Black West Coasters」は音楽ジャンルとしては自分の中で昔から思っている(使ってはないけど)造語なのですが、西海岸のジャズを再定義するにあたり定着してもいいかなとは思ってたりもします。いわゆる「ウェストコースト・ジャズ」も機会があれば是非。
 

【ディスクレヴュー】
 
 
・Horace Tapscott Quintet / The Giant Is Awakened
1961年、Tapscottは、Pan Afrikan Peoples Arkestraを結成し、アフリカ系アメリカ人音楽の保存、発展、演奏を目指した。1963年には、Underground Musicians Association (UGMA)、更にUnion of God's Musicians and Artists Ascension (UGMAA)と拡大し名前を変更。Arthur Blythe、Stanley Crouch、Butch Morris、Wilber Morris、David Murray、Nate Morgan、Adele Sebastianを擁しました。Flying Dutchmanに残した1969年作。盟友Blytheのワンホーン。Nimbus作品も持っていきます。

・The Sonny Criss Orchestra / Sonny's Dream (Birth Of The New Cool)
15歳でロサンゼルスへ移住したあると奏者のSonny Criss。1968年の本作は、ニューヨークのPrestigeからのリリースですが、ロサンゼルスでの録音(ちなみの本作を挟んでの前後作はニューヨーク録音)。それは、本アルバムに収録の楽曲の作曲/編曲をHorace Tapscott手がけたため、ワッツ地区での録音となりました。参加ミュージシャンにはConte Candoli、Ray Draper、Teddy Edwards、Tommy Flanagan、Al McKibbonなどで、ドラマーのEverett Brown Jr.はTapscottのグループのメンバー。

・Les McCann & The Jazz Crusaders / Jazz Waltz
ウェストコースト・ジャズの本山の1つのPaciffic Jazz。ピアニストのLes McCannやテナーのCurtis Amyは、ローカルの若手を多数ピックアップした顔役的ミュージシャンとしての役割を果たしました。テキサス出身のJoe Sample、Wilton Felder、Stix Hooper、そしてWayne Hendersonは地元でバンドを組んでいましたが(ベーシストを置いて 涙)揃ってロスへ移ると、The Jazz Crusadersを結成。1961年にPacific Jazzと契約し、その後8年間で16枚のアルバムをリリースした。

・Vi Redd / Bird Call
Vi Reddは、アメリカのアルト・サックス奏者、ヴォーカリスト、そして教育者でした。彼女は自身名義の作品では1962年の本作「Bird Call」と1963年のATCOからの「Lady Soul」の2枚だけですが、ニューオーリンズのジャズ・ドラマーでセントラル・アベニューのジャズ界で第一人者であった父の影響。さらには大叔母のアルマ・ハイタワーの影響を受け、彼女自身もブラック・ウェストコースターズのゴッド・マザー的存在であった。Roy Ayersのファースト・レコーディング(自分調べ)。

・Roy Ayers / West Coast Vibes
ヴィブラフォニストRoy Ayersのファースト・リーダー・アルバムは、UAからの1963年作、レペゼン西海岸の『West Coast Vibes』。ピアノには盟友として今後も活動するJack Wilson、そしてサックスには今まで彼をフック・アップしてきたCurtis Amy。ちなみにCurtis Amyの初期作では名義がRoyではなくRon Ayersなんですよね。なんでだろ。Jack Wilson提供の「Out Of Sight」は、Earl Anderzaのアルバム「Outa Sight」でもWilsonがハプシコードを弾いて再演。

・Harold Land Quintet / The Peace-Maker
幼少期に西海岸へ移ってきた(サンディエゴ。20代半ばにはロスへ移る)テナー奏者のHarold Landは、個人的には西海岸レペゼン・アーティストとして浮かぶ一人。Brown=Roachのグループ以降、Contemporaryからの1958年の初リーダー作『Harold In The Land Of Jazz』では、本文で先述したようにワッツ・タワーを背景にし、Jazzlandの1960年作『West Coast Blues!』と題した。また、Bobby Hutchersonがロスへ戻った際には旧友のLnadのグループを組んだりと。本作もCadetながらロスで録音。
 
 

 


ブラジルで活躍するキューバ人音楽家ヤニエル・マトスのインテリジェンス溢れる傑作アルバム『La Mirada』に収録された名曲 「Habana」 が7インチで初のアナログ・レコード化! フリップには中村智昭 (MUSICAÄNOSSA / Bar Music) とアズマリキ (Small Circle of Friends / Studio 75) の スペシャル・ユニット MUSICAÄNOSSA 75 によるリミックスを収録!

YANIEL MATOS ヤニエル・マトス

Habana / Habana (MUSICAÄNOSSA 75 Remix)

MUSICAÄNOSSA GRYPS / JPN / 7"(レコード) / MNGP29 / 1008967620 / 2025年03月05日         

ソングリスト

 A. Habana
 B. Habana (MUSICAÄNOSSA 75 Remix)        

 

キューバ出身でサンパウロ在住、キューバ音楽だけでなくブラジル音楽にも深く傾倒した、異色のチェリスト兼ピアニストであるヤニエル・マトス (Yaniel Matos)。彼の2014年の傑作アルバム 『La Mirada』 に収録され、多くの人々を魅了したリード曲 「Habana」 が7インチで初のアナログ・レコード化。キューバの首都ハバナの活気や情熱、そしてノスタルジックな雰囲気が美しく表現された名曲です。B面には中村智昭 (MUSICAÄNOSSA / Bar Music) とアズマリキ (Small Circle of Friends / Studio 75) によるスペシャル・ユニット MUSICAÄNOSSA 75 によるリミックスを収録。原曲が持つ熱量をより現代的に再解釈し、ヒップホップ〜バレアリック、または様々なチルアウト・シーンにもマッチする、DJサイドへのアプローチが鮮やかな最高の仕上がりとなっています。

 ご予約・ご試聴はコチラ→https://diskunion.net/latin/ct/news/article/1/127307

 

 

 

現行アルゼンチン・シーンがここ日本で注目される大きなきっかけとなった一枚がついに初アナログ化です! HMV渋谷店で嬉々としてCDで購入したあの日から、約15年待ちました。その静かな輝きは、いまだ美しいままです。 

2023年 7月 中村 智昭 MUSICAÄNOSSA / Bar Music Shibuya,Tokyo

 

通販はこちら!→https://barmusic.buyshop.jp

 

  


Yoshiharu Takeda『Before The Blessing』LP

 

揺らぎ、流れ、輪郭をあらわす幻想の音楽。
気鋭の音楽家、武田吉晴の4年振り待望のセカンド・フル・アルバム。
 
2018年に発表したファースト・アルバム『Aspiration』がCalmや井上薫から賞賛された、
東京在住、気鋭の作編曲家/鍵盤奏者にして選曲家としても活躍する武田吉晴。
アルバムを聴いた鈴木惣一朗(ワールドスタンダード)がその才能に惚れ込み、
自身がプロデュースするレーベル“Stella”からの新作をオファー。
4年の歳月をかけて制作された本作は、洗練の奥に潜む野性、静が内包する動を美しく表現し、
武田吉晴にしか創造できない音世界がさらに深化した素晴らしい内容。

■税込4,620円(税抜4,200円)
■レーベル:Stella
■発売・販売元:インパートメント
 

Bar Musicにて好評販売中です!



 

Terry Callier誕生日の5月24日、当店オリジナルのスペシャルT-shirt発売!

Bar Music店主・中村智昭が組んだコンピレーションLP『Tokyo Moon』のジャケット写真を使用した、当店のみ販売のスペシャルT-shirt!


Photo by Rui Tsuguchi

Size: S/M/L/XL¥4800(税込)

テリー・キャリアー
ソウル、ジャズ、フォークの狭間をブルースと共に独自のスタイルで紡ぎ、2012年に帰らぬ人となった孤高のシンガー・ソング・ライター。

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現代ポーランド・ピアニズムの至宝、スワヴェク・ヤスクウケのアルバム群から超厳選の5曲を2023年4月26日に世界初アナログ化でリリースしました!  衝撃の「Sea I」、トリオでグルーヴする「Chili Spirit」、美しき「Moments」.....。マスタリングは彼の大ファンだというCalmさんが手をあげてくださいました!

そして来日公演は5月13日土曜日、めぐろパーシモンホールにて!

 2023年 5月 中村 智昭 MUSICAÄNOSSA / Bar Music Shibuya,Tokyo

 


〜以下、メーカー・インフォメーションより〜 

現代ポーランド・ピアニズムの至宝、スワヴェク・ヤスクウケのCDオンリーのアルバム群から超厳選の5曲を世界初ヴァイナル化!

全音楽ファン必携の完全限定盤が、来日公演を目前にした絶好のタイミングでムジカノッサ・グリプスより4/26にリリース!
 
本国ポーランドでは2014年に、ここ日本では2016年にリリースされたアルバム『Sea』はジャズのみならず、ポスト・クラシカル/アンビエント/エレクトロニカ、例えばニルス・フラームやハウシュカ、ゴールドムンドといったアーティスト達が名を連ねるであろうピアノ・ソロ作の近代史においても、非常に稀有な光を放つ衝撃の作品でした。そのタイトル曲と言える「Sea I」に、それ以前にトリオ名義でリリースされていたグルーヴィーな「Chili Spirit」、永遠の美しさを湛えたバラード「Moments」という素晴らしい楽曲達を今回初めてアナログ化することができて、本当に嬉しいです。彼の音楽が、より様々な場所またはシーンで、より多くの人々の耳に届くことを心から願いながら選びました。6年ぶりの来日公演も、今から楽しみでなりません。(中村 智昭 MUSICAÄNOSSA / Bar Music Shibuya,Tokyo)
  • A1.Sea I
  • A2.Chili Spirit
  • A3.Tokitura
  • B1.Moments
  • B2.Park I
LP選曲:中村智昭 / マスタリング:Calm
 
スワヴェク・ヤスクウケ
1979年ポーランドはバルト海沿岸の最北部に位置するプツク生まれのジャズ・ピアニスト。若くしてサックス奏者ズビグニェフ・ナミスウォフスキのバンド・メンバーとしてデビュー。同時期にグダニスクで結成された人気バンド、ピンク・フロイトに初期サポート・メンバーとしても参加。ジャズのみならず、テクノ、パンク、フォークといった様々な音楽要素を消化しながら、2004年には自身のトリオ名義で『Sugarfree』をリリース。順調にキャリアを重ねる中でやがてピアノ・ソロというフォーマットにたどり着き、『Moments』『Sea』『Senne』『Park Live』といった傑作を立て続けに生み出した。2023年5月13日には、めぐろパーシモンホールにて「POLISH PIANISM Concert」来日公演を行う。
 

 

 

【初2LP化!】V.A.『Hydeout Productions 2nd Collection』
 
Nujabes 命日の2月26日、店頭入荷!

〜以下、メーカー・インフォメーションより〜
現代の音楽業界全体の流れとは別に、宣伝活動を行わず純粋に音=作品のリリースのみでリスナーから大きな支持を獲得した稀有のインディペンデント・レーベル「Hydeout Productions」のレーベルのコレクション・アルバム第2弾「2nd Collection」が2LPでリリース。

それは、Nujabesのアルバム『Metaphorical Music』『Modal Soul』と平行して、よりレンジの広い作品・人選で綴られたHydeoutのもう一つの世界。
アルバム『Modal soul』から「Reflection Eternal」の別章とも言うべき存在である「Another Reflection」等、レーベルのコレクション・アルバムでありながらNujabesの2nd Album『Modal Soul』以降のレーベルの方向性を示した作品。

Nujabes / Voice Of Autumn
Nujabes / Sky Is Falling
Uyama Hiroto / Waltz For Life Will Born
Clammbon By Nujabes / Imaginary Folklore
Nujabes / Hikari
Nujabes / Counting Stars
Nujabes / Another Reflection
Nujabes / Fly By Night
Pase Rock / Old Light (Voices From 93 Million Miles Away Remix)
Emancipator / With Rainy Eyes
Shing02 / Luv(sic.) Modal Soul Remix
Uyama Hiroto / Windspeaks
DSK / Winter Lane (Nujabes Remix)
Nujabes / After Hanabi -Listen To My Beats

__________________________

品番 : HOLP007
フォーマット : 2LP
 

 

4年前に初アナログ化音源を中心にムジカノッサで組んだコンピレーション『Tokyo Moon』の2ndプレス・エディションを、12月3日にリリースしました。「Truth In Tears 2」を追加収録、"Moon White"カラー盤で特製ポスター付きの豪華仕様です!中村 智昭

 
 
 
 

 

 

〜Charles Stepney『Step On Step』入荷のお知らせ 〜

MUSICAÄNOSSA Top Reccomend ~ D/H3 usen for Cafe Apres-midi 2022 Early Autumn Selection(放送期間 8月29日~10月9日 毎週月曜18:00~26:00) 

Charles Stepney『Step On Step』(2022年 / International Anthem)
もしも貴方がチャールズ・ステップニー(1931-1976)という名前を知らないとしても、キーファーやジョン・キャロル・カービーといった現行シーンの先端を行くアーティストたちにいま心を奪われているならば、この作品は絶対に耳にすべきだ。時を遡ること約50年前の1970年前後、シカゴのサウスサイドにあったという自宅の地下スタジオにてデモ的に多重録音されたこれらの楽曲は、間違いなく彼らが行き着こうとする場所に先んじている。
 
そして、もしも貴方がミニー・リパートンやテリー・キャリアー、またはアース・ウィンド&ファイアーという名前を知っているならば、やはりこの作品を絶対に耳にすべきだ。なぜならば彼らはその活動の最初期に、チャールズ・ステップニーという編・作曲家/プロデューサーの手によって世に送り出されたからだ。また、同時期のラムゼイ・ルイスやデルズといったすでに十分キャリアを重ねていた者たちも同様に、チャールズ・ステップニーのスコアと指揮に導かれ未踏の境地へと達していた。
 
そうしたことを踏まえて『Step On Step』と向き合うとき、僕たちはついに偉大な音楽家の核心に迫ることができる。ニュー・ロータリー・コネクションに提供した稀代の名曲「I Am The Black Gold Of The Sun」のプロトタイプ「Black Gold」の鈍く、それでいてあまりに眩しい輝きはいったいどうだろう。僕は、胸の高鳴りを抑えることができない。
 
今回の初秋セレクションでは、リズムボックスに導かれる柔らかな音像からシュギー・オーティス「Pling!」をすぐに連想してしまった「Roadtrip」や、後にアース・ウィンド&ファイアーが歌い大ヒット曲となる「That's The Way Of The World」を選んだ。現代のポピュラー音楽史におけるミッシングリンクとも言える、これほどまでに貴重で尊い音源のマスターテープが、長期の間にほぼ劣化もせず無事に残されていた奇跡に感謝する。Bar Music 店主 中村 智昭
 
通販はこちら!→https://barmusic.buyshop.jp

   

 

青野賢一さんの書籍「音楽とファッション 6つの現代的視点」をWeb ShopにUPいたしました! Small Circle of Friends『Cell』CDも在庫ございます!→https://barmusic.buyshop.jp

 


 
コーヒーとお酒、そして音楽。
Bar Music Shibuya,Tokyo
バー・ミュージック  
東京都渋谷区道玄坂1-6-7-5F 
Tel.03.6416.3307
Open / 18:00~Midnight
Close / 不定休
厳選のCDとレコード、コーヒー豆も販売。
 
CD/LP/EP、Tシャツ、コーヒー豆などを通販いただけるBar Music Web Shop→https://barmusic.buyshop.jp

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