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すべてのジムノペディストに捧ぐ。
「フリー・ソウル」「カフェ・アプレミディ」「音楽のある風景」「メロウ・ビーツ」「ジャズ・シュプリーム」など多くの人気コンピを手がけてきた橋本徹(SUBURBIA)監修レーベル「アプレミディ・レコーズ」より、深い内省を秘めたブルーな音楽が胸を打つ「ブルー・モノローグ」シリーズが登場。
「フリー・ソウル」「カフェ・アプレミディ」「音楽のある風景」「メロウ・ビーツ」「ジャズ・シュプリーム」など多くの人気コンピを手がけてきた橋本徹(SUBURBIA)監修レーベル「アプレミディ・レコーズ」より、深い内省を秘めたブルーな音楽が胸を打つ「ブルー・モノローグ」シリーズが登場。
心の調律師のような音楽。ニック・ドレイクとロバート・ワイアット、ビル・エヴァンスとキース・ジャレット、ジェイムス・ブレイクとホセ・ゴンザレスとアントニー&ザ・ジョンソンズ、マイルス・デイヴィス『Kind Of Blue』とジョニ・ミッチェル『Blue』……そんな遺伝子を継いだ21世紀の名作たち。 目頭が熱くなるフォーク・ブルースから、魂を揺さぶられるピアノ・ダブまで、切なくも安らかな陰影を刻み、狂おしいほどに夢幻の美しさを追想する“自己との対話”。届けられない祈りと忘れえぬ面影、心の殻を柔らかく溶かす“Daylight At Midnight”が暗闇の先に希望の光を照らす。
1. Undying Eyes (Mantler) |
2. Piano Song (Scott Matthews ) |
3. To Build A Home (The Cinematic Orchestra) |
4. Night Noises (Bonnie 'Prince' Billy) |
5. The Crows And The Rocks (Oddfellow's Casino) |
6. Kevadaimus 1951 (Mari Kalkun) |
7. Fears (Jono McCleery) |
8. Lost Dub (New Zion Trio) |
9. Evolution Of Waters (Valgeir Sigurdsson feat. Bonnie 'Prince' Billy) |
10. Daegu Nights (Andrew Morgan) |
11. Northern Sky (Pigs On Corn) |
12. Way Go, Lily (Sam Amidon) |
13. Two Trains (Gareth Dickson) |
14. Oysters (Meshell Ndegeocello) |
15. Perfect (Eisa Davis) |
16. Ooh Child (Dwight Trible) |
17. Amazing Backgrounds (Eric Chenaux) |
18. Homesick (Maximilian Hecker) |
ジョアン・ジルベルト、ベン・ワット、ニック・ドレイク……独白のような音楽が昔から好きだった。いつか見た夢のように、いつも心のどこかに残っている。 ギターを抱えた、フォーキーで繊細な弾き語りを聴かせてくれる歌手たちだけでない。例えば、2010年の末に出会ったテイラー・アイグスティの『Daylight At Midnight』というアルバム。若く才能あるジャズ・ピアニストが、ニック・ドレイクやエリオット・スミス、ルーファス・ウェインライトなどをカヴァーしていた。かつてビル・エヴァンスが「自己との対話」(『Conversations With Myself』)と名づけた内省的な空気の震えが感じられた。深夜、静かに耳を傾けていると、そこには時代を包むブルーな憂愁が漂っているように思えた。音楽にとって「ブルー」は特別な色だ。
(橋本徹さんライナー冒頭より)
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