2024年8月10日土曜日

8/14 Wed.「MUSICAÄNOSSA presents ANTHOLOGY VOL.12 STEVE KHUN編」


「廣瀬大輔が特定のカテゴリーを設定して、それはアーティストであったりレーベルであったりジャンルであったり。Bar Musicのサイトに短いコラムと少しのディスクレヴュー、そして今DJでは、20時から23時までをテーマに沿ってプレイします。第12回のテーマはSTEVE KHUN」(廣瀬大輔)


8/14 Wed.
MUSICAÄNOSSA presents ANTHOLOGY <anthos+logia> VOL.12 <<STEVE KHUN編>>
[DJ]廣瀬 大輔(ELLA RECORDS)・中村 智昭(MUSICAÄNOSSA / Bar Music Shibuya,Tokyo)
[at]渋谷 Bar Music 
[info]03.6416.3307
http://barmusic-coffee.blogspot.com 
※18:00オープン、着席の通常営業スタイルで20:00~23:00の開催です。
事前予約またはご来店前にお電話でテーブルをおさえていただけますと幸いです。  
※消毒、お客様着席時のグループ別ソーシャルディスタンスの確保、換気など、ウイルス対策へのご理解とご協力をお願いいたします。
※Entrance Fee ¥1000

  

廣瀬 大輔(Ella Records)
ヴィンテージ・レコード・ディーラー&ショップElla Records所属。かつてはDANCE MUSIC RECORDのジャズ・バイヤーとして新譜を供給し、ライターとして“Jazz Next Standard”シリーズや「Jazz MeetsEurope」、「500 Club Jazz Classics」、“Jazz The New Chapter”シリーズ等の書誌や多くのライナーノーツ等へ新旧問わずジャズ/クラブ・ミュージックに関する執筆/寄稿、またDJ/選曲活動を行う。
 
 

【コラム】 Steve Kuhnは1967年から1971年までスウェーデンのストックホルムで歌手のMonica Zetterlundと共同生活を行っていた。

「ヨーロッパに行ったのは、単に行ったことがなかったし、自分がヨーロッパで多少は評判になっていることを理解していたからだ。それに、あるスウェーデン人女性に出会って、その女性に夢中になったんだ。何もかも捨てて行ったんだ」

1971年にアメリカに帰国し、2枚のアルバム、Buddah Recordsから1971年に『Steve Kuhn』、1972年にはBuddah傘下のCobblestoneに『Live In New York』を残した。しかし、この2枚のアルバムは商業的には成功せず、Kuhnはジャズ以外の仕事、例えばコマーシャル・ジングルの作成なども行うようになっていたという。ECMのオウナーのManfred EicherはKuhnに連絡を取り、その結果として1974年にニュー・ヨークで『Trance』が録音された。2か月後に、ノルウェーのオスロにあるスタジオでそのレコーディングをミックスするため、Kuhnもオスロに飛ぶが、そこで急遽Eicherにピアノ・ソロ・アルバムの録音を打診され『Ecstasy』を録音した。

このアメリカへの帰国からECMとの契約の間のKuhnの動向については語られることが殆どなく、空白の時間のような扱いとなっていることが多い。ネットにあるインタヴュー記事や、youtubeにあった1時間から短い5分ほどのインタヴュー動画6本の内容を書き出してみても、その時期のことについて言及したものはなかった。短期間メンバーとして在籍していたColtraneのこと、Miles Davisのグループに参加する機会を逃したこと、Scott LaFaro、Stan Getzのこと、そしてECMの近年作についてや若手ミュージシャンについて。日本についてのインタビュー記事もあったが。

アルバム『Steve Kuhn』は、Gary McFarlandをアレンジャーに迎えて録音された。プロデューサーがSkyのNorman Schwartzだったことも関係するのだろうか。Gary McFarlandとKuhnは『The October Suite』というアルバムを1968年に一緒に作っている。この時は、全てMcFarlandが作曲を手掛けるなど、McFarland主導のアルバムであったが、『Steve Kuhn』は全てKuhn作の楽曲で構成された。『Live In New York』のバック・カヴァーには、この録音の前にも1度ライヴが行われたことが書かれており、その時のメンバーはRon Carter、Paul Motian、Airto Moreiraであったとのこと。

ちなみにこの2枚のアルバムでは、Kuhnが時にヴォーカルをとっている。歌手でもない彼が作った楽曲になぜ歌詞がついているのか。それはMonica Zetterlundのために作った楽曲だったからだ。Monicaはと言えば、Kuhn帰国後、つまり破局後の1972年に『Chicken Feathers』というアルバムをスウェーデンで録音した。Kuhnは参加していないが全てKuhnによる楽曲で、A面とB面の最後にはそれぞれ「Till Monica」(For Monica)、「Till Steve」(For Steve)という楽曲が加えられた。

Kuhnはスウェーデンでの時を回想し、こう述べている。

「私には兄弟のような存在だったSteve Swallowが「よし、そろそろ本気で曲作りを始めるときだぞ」と言うと、Monicaも私を責めました。「曲作りを始めないと」。夏のことでした。私たちはストックホルムのすぐ外の島に家を持っていて、私は庭の椅子に座っていました。ボクサー犬を3匹飼っていて、私は彼らの世話をしていて、彼らは庭を走り回っていました。そして私は曲を書き始めました。1、2か月の間に12、13曲を書きました」


 【ディスク・レヴュー】by 廣瀬 大輔(Ella Records)
 
 
・Steve Kuhn / Steve Kuhn
Steve Kuhnのスウェーデンから帰国後の第1作。まさにシンガーソングライターとしてのアルバムであった本作の日本盤のCDには、特典として6曲の未発表デモが追加収録されている。6曲中4曲が続く『Trance』収録の楽曲で、「Day Dreaming」や「Last Tango In Paris」のカヴァーも演っており興味があればぜひ。McFarlandの遺作となったこのレコードのジャケット裏にはKuhnによる追悼文が載せられている。
 
 
 

・Steve Kuhn / The October Suite 
Savoyによって主催されたジャズ教育プログラムのLenox School of Jazzで2人は知り合った。ストリングス、および木管のアレンジ、そして作曲をMcFarlandが担当したが、それらはスウィングさせる方向ではなく、あくまでKuhnのピアノのための装飾であり、モダン・クラシカルなテクスチャーと、Kuhn等のピアノ・トリオによるジャズの融合。


 
 
・Steve Kuhn Trio / Watch What Happens! 
在欧中の1968年にドイツMPSからリリースされた、スウェーデンのベーシストのPalle DanielssonとノルウェーのドラマーJon Christensenとのピアノ・トリオ作。彼ら3名は後にECMを代表するアーティストとなる。ここでもプレECMサウンドのような音を聴かせる。EicherはECM設立時のKuhn在欧中から興味を持っていたというが、本作やBYGの『Childhood Is Forever』などを聴いたのだろうか。 
 

 

・Monica Zetterlund / Chicken Feathers スウェーデンのヴォーカリストMonica ZetterlundによるSteve Kuhn楽曲集。バックはSwedish Radio Jazz Group。本作が初出で後にジャズ・スタンダード化する「The Saga Of Harrison Crabfeathers」など、その後もKuhnのレパートリーとなる楽曲たち。録音は1972年に行われたためKuhnは参加していないが、ノーツによると既に幾つかの楽曲がデモとして70年には存在していたらしい。Monicaが歌いKuhnが弾いていたのかな。


 




 
 

中村 智昭(MUSICAÄNOSSA / Bar Music Shibuya,Tokyo)
1977年広島生まれ。渋谷「バー・ミュージック」店主。1995年にDJをスタートし、1999年より「ムジカノッサ」を主宰。選曲家としてユニバーサル/ビクター/インパートメント/キング/コアポート/ディスクユニオンより複数枚のコンピレイションCDやヴァイナルをリリース、ディスクガイドの企画・監修も手掛けると共にUSENやFM各局にも選曲を提供。ジョン・コルトレーンのトリビュート・コピレイション『Dear J.C.』(ユニバーサル)、ベニー・シングス『The Best Of Benny Sings』(ビクター)のライナーノーツや、「Latina」誌、HMV発行の「Quiet Corner」、リットーミュージック「Jazz Next Standerd」シリーズ、シンコーミュージック「Tokyo Moon」への寄稿など。CALMベスト・アルバム『Mellowdies for Memories』(ラストラム)の選曲とその解説も担当している。また、渋谷「カフェ・アプレミディ」にて1999年のオープンから2009年までの10年間店長も務めた。2010年渋谷に「バー・ミュージック」をオープン。2013年にはレーベル「ムジカノッサ・グリプス」をスタート。近年はスモール・サークル・オブ・フレンズ/STUDIO75とのコラボレーションも活発化している。晩年のテリー・キャリアーのCDオンリー音源から厳選し世界初ヴァイナル化した『Tokyo Moon』や、コンピレーションCD+7”EP『Bar Music』シリーズも好評。最新作は現代ポーランド・ピアニズムの至宝、スワヴェク・ヤスクウケのアルバム群から5曲を世界初アナログ化した『MUSICAÄNOSSA SLAWEK JASKULKE』。

 

 


ボーナス・トラックが2曲追加されたBenny Sings『Champagne People』20周年スペシャル・リイシュー盤LPが入荷!

Benny Sings『Champagne People』(2003年 / 2023年 Reissue

タイトなビートが堪らない「Unconditional Love」、独特の浮遊感にまどろむ「Dust」、そして至極のアフター・アワーズ・ワルツ「Champagne People」 と、デビュー・アルバムにして高度に完成されたポップソングが並ぶ。

 

 

Calm『Moonage Electric Ensemble』スペシャル・リイシュー盤が入荷!

初期代表作の一つである名曲「Light Years」を収録した、最高傑作アルバムとの呼び声高い名盤『Moonage Electric Ensemble』を、20年のときを経てCalm自身が再構築! オリジナル・ヴァージョンは全曲ミックスからやり直し、そのパーツから新しくダブ・ヴァージョンを制作、2CD/2LPとして蘇る。ミックスからマスタリングまで全てCalm本人が手がけた。

 

収録情報
Disc 1 (Original) - Brand New Mixdown and Mastering
1. Unseen Small Steps
2. Light Years
3. Noon at the Moon
4. The Other Side of the Moon
5. Tsukiyo
6. Between Worlds
7. Authentic Love Song
8. Oasis +ボーナストラック(SeahawksとLOVAの新作リミックス音源)を収録
 
Disc 2 (Moonage Daydream Dubs)
1. Unseen Small Steps - Daydream Dub
2. Light Years - Daydream Dub
3. Noon at the Moon - Daydream Dub
4. The Other Side of the Moon - Daydream Dub
5. Tsukiyo - Daydream Dub
6. Between Worlds - Daydream Dub
7. Authentic Love Song - Daydream Dub
8. Oasis - Daydream Dub

 

 

 

 

現行アルゼンチン・シーンがここ日本で注目される大きなきっかけとなった一枚がついに初アナログ化です! HMV渋谷店で嬉々としてCDで購入したあの日から、約15年待ちました。その静かな輝きは、いまだ美しいままです。 

2023年 7月 中村 智昭 MUSICAÄNOSSA / Bar Music Shibuya,Tokyo

 

通販はこちら!→https://barmusic.buyshop.jp

 

  


Yoshiharu Takeda『Before The Blessing』LP

 

揺らぎ、流れ、輪郭をあらわす幻想の音楽。
気鋭の音楽家、武田吉晴の4年振り待望のセカンド・フル・アルバム。
 
2018年に発表したファースト・アルバム『Aspiration』がCalmや井上薫から賞賛された、
東京在住、気鋭の作編曲家/鍵盤奏者にして選曲家としても活躍する武田吉晴。
アルバムを聴いた鈴木惣一朗(ワールドスタンダード)がその才能に惚れ込み、
自身がプロデュースするレーベル“Stella”からの新作をオファー。
4年の歳月をかけて制作された本作は、洗練の奥に潜む野性、静が内包する動を美しく表現し、
武田吉晴にしか創造できない音世界がさらに深化した素晴らしい内容。

■税込4,620円(税抜4,200円)
■レーベル:Stella
■発売・販売元:インパートメント
 

Bar Musicにて好評販売中です!



 

Terry Callier誕生日の5月24日、当店オリジナルのスペシャルT-shirt発売!

Bar Music店主・中村智昭が組んだコンピレーションLP『Tokyo Moon』のジャケット写真を使用した、当店のみ販売のスペシャルT-shirt!


Photo by Rui Tsuguchi

Size: S/M/L/XL¥4800(税込)

テリー・キャリアー
ソウル、ジャズ、フォークの狭間をブルースと共に独自のスタイルで紡ぎ、2012年に帰らぬ人となった孤高のシンガー・ソング・ライター。

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現代ポーランド・ピアニズムの至宝、スワヴェク・ヤスクウケのアルバム群から超厳選の5曲を2023年4月26日に世界初アナログ化でリリースしました!  衝撃の「Sea I」、トリオでグルーヴする「Chili Spirit」、美しき「Moments」.....。マスタリングは彼の大ファンだというCalmさんが手をあげてくださいました!

そして来日公演は5月13日土曜日、めぐろパーシモンホールにて!

 2023年 5月 中村 智昭 MUSICAÄNOSSA / Bar Music Shibuya,Tokyo

 


〜以下、メーカー・インフォメーションより〜 

現代ポーランド・ピアニズムの至宝、スワヴェク・ヤスクウケのCDオンリーのアルバム群から超厳選の5曲を世界初ヴァイナル化!

全音楽ファン必携の完全限定盤が、来日公演を目前にした絶好のタイミングでムジカノッサ・グリプスより4/26にリリース!
 
本国ポーランドでは2014年に、ここ日本では2016年にリリースされたアルバム『Sea』はジャズのみならず、ポスト・クラシカル/アンビエント/エレクトロニカ、例えばニルス・フラームやハウシュカ、ゴールドムンドといったアーティスト達が名を連ねるであろうピアノ・ソロ作の近代史においても、非常に稀有な光を放つ衝撃の作品でした。そのタイトル曲と言える「Sea I」に、それ以前にトリオ名義でリリースされていたグルーヴィーな「Chili Spirit」、永遠の美しさを湛えたバラード「Moments」という素晴らしい楽曲達を今回初めてアナログ化することができて、本当に嬉しいです。彼の音楽が、より様々な場所またはシーンで、より多くの人々の耳に届くことを心から願いながら選びました。6年ぶりの来日公演も、今から楽しみでなりません。(中村 智昭 MUSICAÄNOSSA / Bar Music Shibuya,Tokyo)
  • A1.Sea I
  • A2.Chili Spirit
  • A3.Tokitura
  • B1.Moments
  • B2.Park I
LP選曲:中村智昭 / マスタリング:Calm
 
スワヴェク・ヤスクウケ
1979年ポーランドはバルト海沿岸の最北部に位置するプツク生まれのジャズ・ピアニスト。若くしてサックス奏者ズビグニェフ・ナミスウォフスキのバンド・メンバーとしてデビュー。同時期にグダニスクで結成された人気バンド、ピンク・フロイトに初期サポート・メンバーとしても参加。ジャズのみならず、テクノ、パンク、フォークといった様々な音楽要素を消化しながら、2004年には自身のトリオ名義で『Sugarfree』をリリース。順調にキャリアを重ねる中でやがてピアノ・ソロというフォーマットにたどり着き、『Moments』『Sea』『Senne』『Park Live』といった傑作を立て続けに生み出した。2023年5月13日には、めぐろパーシモンホールにて「POLISH PIANISM Concert」来日公演を行う。
 

 

 

【初2LP化!】V.A.『Hydeout Productions 2nd Collection』
 
Nujabes 命日の2月26日、店頭入荷!

〜以下、メーカー・インフォメーションより〜
現代の音楽業界全体の流れとは別に、宣伝活動を行わず純粋に音=作品のリリースのみでリスナーから大きな支持を獲得した稀有のインディペンデント・レーベル「Hydeout Productions」のレーベルのコレクション・アルバム第2弾「2nd Collection」が2LPでリリース。

それは、Nujabesのアルバム『Metaphorical Music』『Modal Soul』と平行して、よりレンジの広い作品・人選で綴られたHydeoutのもう一つの世界。
アルバム『Modal soul』から「Reflection Eternal」の別章とも言うべき存在である「Another Reflection」等、レーベルのコレクション・アルバムでありながらNujabesの2nd Album『Modal Soul』以降のレーベルの方向性を示した作品。

Nujabes / Voice Of Autumn
Nujabes / Sky Is Falling
Uyama Hiroto / Waltz For Life Will Born
Clammbon By Nujabes / Imaginary Folklore
Nujabes / Hikari
Nujabes / Counting Stars
Nujabes / Another Reflection
Nujabes / Fly By Night
Pase Rock / Old Light (Voices From 93 Million Miles Away Remix)
Emancipator / With Rainy Eyes
Shing02 / Luv(sic.) Modal Soul Remix
Uyama Hiroto / Windspeaks
DSK / Winter Lane (Nujabes Remix)
Nujabes / After Hanabi -Listen To My Beats

__________________________

品番 : HOLP007
フォーマット : 2LP
 

 

4年前に初アナログ化音源を中心にムジカノッサで組んだコンピレーション『Tokyo Moon』の2ndプレス・エディションを、12月3日にリリースしました。「Truth In Tears 2」を追加収録、"Moon White"カラー盤で特製ポスター付きの豪華仕様です!中村 智昭

 
 
 
 

 

 

〜Charles Stepney『Step On Step』入荷のお知らせ 〜

MUSICAÄNOSSA Top Reccomend ~ D/H3 usen for Cafe Apres-midi 2022 Early Autumn Selection(放送期間 8月29日~10月9日 毎週月曜18:00~26:00) 

Charles Stepney『Step On Step』(2022年 / International Anthem)
もしも貴方がチャールズ・ステップニー(1931-1976)という名前を知らないとしても、キーファーやジョン・キャロル・カービーといった現行シーンの先端を行くアーティストたちにいま心を奪われているならば、この作品は絶対に耳にすべきだ。時を遡ること約50年前の1970年前後、シカゴのサウスサイドにあったという自宅の地下スタジオにてデモ的に多重録音されたこれらの楽曲は、間違いなく彼らが行き着こうとする場所に先んじている。
 
そして、もしも貴方がミニー・リパートンやテリー・キャリアー、またはアース・ウィンド&ファイアーという名前を知っているならば、やはりこの作品を絶対に耳にすべきだ。なぜならば彼らはその活動の最初期に、チャールズ・ステップニーという編・作曲家/プロデューサーの手によって世に送り出されたからだ。また、同時期のラムゼイ・ルイスやデルズといったすでに十分キャリアを重ねていた者たちも同様に、チャールズ・ステップニーのスコアと指揮に導かれ未踏の境地へと達していた。
 
そうしたことを踏まえて『Step On Step』と向き合うとき、僕たちはついに偉大な音楽家の核心に迫ることができる。ニュー・ロータリー・コネクションに提供した稀代の名曲「I Am The Black Gold Of The Sun」のプロトタイプ「Black Gold」の鈍く、それでいてあまりに眩しい輝きはいったいどうだろう。僕は、胸の高鳴りを抑えることができない。
 
今回の初秋セレクションでは、リズムボックスに導かれる柔らかな音像からシュギー・オーティス「Pling!」をすぐに連想してしまった「Roadtrip」や、後にアース・ウィンド&ファイアーが歌い大ヒット曲となる「That's The Way Of The World」を選んだ。現代のポピュラー音楽史におけるミッシングリンクとも言える、これほどまでに貴重で尊い音源のマスターテープが、長期の間にほぼ劣化もせず無事に残されていた奇跡に感謝する。Bar Music 店主 中村 智昭
 
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青野賢一さんの書籍「音楽とファッション 6つの現代的視点」をWeb ShopにUPいたしました! Small Circle of Friends『Cell』LPも在庫ございます!→https://barmusic.buyshop.jp

 


 
コーヒーとお酒、そして音楽。
Bar Music Shibuya,Tokyo
バー・ミュージック  
東京都渋谷区道玄坂1-6-7-5F 
Tel.03.6416.3307
Open / 18:00~Midnight
Close / 不定休
厳選のCDとレコードも販売。
 
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