好評の「辛口海老カレー」や「特製チーズケーキ」「コーヒープリン」などもご用意しております。
【Bar Music Shibuya,Tokyo】18:00 ~ Midnight
「廣瀬大輔が特定のカテゴリーを設定して、それはアーティストであったりレーベルであったりジャンルであったり。Bar Musicのサイトに短いコラムと少しのディスクレヴュー、そして今DJでは、20時から23時までをテーマに沿ってプレイします。第13回のテーマは和ジャズ・レーベル、Three Blind Mice」(廣瀬大輔)
10/9 Wed.
MUSICAÄNOSSA presents ANTHOLOGY <anthos+logia> VOL.13 <<Three Blind Mice編>>
[DJ]廣瀬 大輔(ELLA RECORDS)
[at]渋谷 Bar Music
[info]03.6416.3307
http://barmusic-coffee.blogspot.com
※18:00オープン、着席の通常営業スタイルで20:00~23:00の開催です。
※事前予約またはご来店前にお電話でテーブルをおさえていただけますと幸いです。
※消毒、お客様着席時のグループ別ソーシャルディスタンスの確保、換気など、ウイルス対策へのご理解とご協力をお願いいたします。
※Entrance Fee ¥1000
廣瀬 大輔(Ella Records)
ヴィンテージ・レコード・ディーラー&ショップElla
Records所属。かつてはDANCE MUSIC RECORDのジャズ・バイヤーとして新譜を供給し、ライターとして“Jazz Next
Standard”シリーズや「Jazz MeetsEurope」、「500 Club Jazz Classics」、“Jazz The
New Chapter”シリーズ等の書誌や多くのライナーノーツ等へ新旧問わずジャズ/クラブ・ミュージックに関する執筆/寄稿、またDJ/選曲活動を行う。
【コラム】
Three Blind Miceのオリジナル・グループ、Tee & Company。彼らは1977年の後半に『Sonnet』、『Dragon Garden』、『Spanish Flower』の3枚のアルバムをリリースした。半年ほどの準備期間を経て、実働期間は1か月。そこで全国ツアーとアルバムの録音を行った。2500番台のカタログ番号を付与された再発シリーズと共に始まった5000番台はTee's Disc JazzとしてTBMの新しいラインを作り、これら3枚はその中でリリースされた。グループ名のTeeはTBMのオウナーでプロデューサーの藤井武のイニシャルだ。メンバーは森剣治、植松孝夫、今田勝、高柳昌行、金井英人、井野信義、村上寛、今村祐司という8人編成のコンボ。1作目では金井英人と水野修孝、2作目は高柳昌行と森剣治、そして3作目は今田勝が作曲/アレンジを手掛けた。
メンバーを見て気づく方は気づくかと思うが、オクテットながらフロントはサックス2本で、あとはピアノ、ギター、ベース2本に、ドラムス、パーカッションというリズムに重きを置いた編成だ。プロデューサーの藤井氏曰く、「オーソドックスな流れの中で、77年の演奏をやること」。これが60年代の8人編成であれば、5管フロントで豪華だね、となっていたかもしれない。70年代からジャズはソロを聴かせるプレイからコレクティヴ・ミュージックへと変化を一側面をみせた。リズムの上でソロを演奏するのではなく、リズムの中で演奏する。ポリリズムなどのアフリカのリズム、またブラジルなど南米音楽のリズムも取り入れた。かといってこれら作品がアフロ・ジャズということではない。70年代のコレクティヴ・ミュージックとしてのジャズをTBM流に表現した作品として、TBMの意義ある傑作レコーディングの1つだと思っている。
TBMは”日本のBlue Note”といった形でBlue Noteが引き合いに出されることがある。そういった側面もあるだろう。直接の演奏者ではなくプロデューサーがレーベルの主導であり(自主レーベルは、ミュージシャンが自身の、自身の仲間たちの作品をリリースするために設立するケースも多い)、デザイン、サウンドと分立していたり、それこそ、その国で最も大きなインディペンデントなジャズ・レーベルであったりと。例えば、Blue Note、Prestige、Riversideのどれに比類しますかと言われれば迷わずBlue Noteだ。しかし、TBMが生まれたのは70年代。どちらかと言えば”Blue Note後”の(もちろんBNはLiberty期として存続はしていたが)レーベルだ。Coltraneが亡くなったと同時にアメリカが主導であったモダンジャズの歴史は終わり、その”周辺”であった西欧や日本などのミュージシャンたちが模倣ではないオリジナルのジャズを模索し始めた、と藤井氏は語る。
ドイツでECMが1969年に、アメリカでStrata-Eastは1971年に、デンマークではSteepleChaseが1972年、イタリアではBlack Saint、フランスではOwl Recordsがそれぞれ1975年に、そして、日本では1970年にThree Blind Miceが創設された。今までのジャズの潮流、アメリカのメインストリームから発せられるジャズのある種の呪縛から逃れた、とまでは言うまい。それはいつまでも続くのであろう。オリジンは1つだ。全てを支える一番太い幹である。しかし、70年代にその成長点を分岐させ多くの枝葉を実らせることになるレーベルの1つに、日本のThree Blind Miceがあると思っている。
以上、Arbanというジャズに特化したウェブ・ニュース・サイトの藤井氏の対談を拝読し、Three Blind Miceが日本のBlue Noteと呼ばれることに対しての自分の中で、とどこか腹落ちしない違和感を言語化できた気がします。そもそも〇〇のBlue Noteや〇〇のMJQなどは常套句であって、常套句だからこその安易さみたいなものが付きまとうのでしょう。原田さんご無沙汰しております。今度飲みに連れてってください。以下、Arbanの対談内で、藤井氏が述懐したTBMがはじめて出した広告のキャッチコピーで締めます。
“あなたは偏見をお持ちではないでしょうか?もし、あなたが日本のジャズに何らかの偏見を持ち、本場アメリカのジャズこそが本物だと思い込んでいたとしても、それはあなたの責任ではありません。今日までの日本のジャズが、ごく一部の優れた演奏家のそれを除いては、ほとんどがいわゆる本場のコピーに過ぎなかったからです。”
【ディスク・レヴュー】by 廣瀬 大輔(Ella Records)
・ティー & カンパニー / スパニッシュ・フラワー
メンバーは森剣治、植松孝夫、今田勝、高柳昌行、金井英人、井野信義、村上寛、今村祐司という8人編成のコンボ。3作目の本作は両面一曲ずつで、どちらも今田勝の作曲/編曲。Jazzmanのスピリチュアル・ジャズ・コンピの和ジャズ編にセレクトされた「Spanish Flower」は、ピアノのイントロから続く、チェロの弓弾きソロは本グループの編成をツイン・ベースとした帰結の一つ。
・福井五十雄カルテット / サンライズ/サンセット
初リーダー作で、松石和宏、福井五十雄、小原哲次郎というヴィブラフォン・トリオに市川秀男のピアノ、もしくは横内章次のギターを加えたカルテット編成。福井の作曲だが、かなりの市川マナーのジャズ・ロック「7th Avenue Sunrise」はヴィブラフォン中心ということで『メガロポリス』を思わせる節も。福居良でお馴染みの「Early Summer」も。マイファヴTBM。
・植松孝夫四・五重奏団 / デビューTBMは多くの若手に録音の機会を与えた。峰厚介、鈴木勲、山本剛、中本マリ、福村博、土岐英史、中村照夫、大友義雄、水橋孝などがTBMから初リーダー作をリリース。峰厚介のファーストは実質のデビュー作だが、録音順では異なる。植松孝夫の本作は、その名も「デビュー」。メンバーは植松孝夫、今井尚、藤井貞泰、鈴木良雄、ジョージ大塚。
・宮本直介六重奏団 / ステップ!
すでにヴェテランの域であった宮本直介だが、本作が初リーダー作。当時は東京のシーンのみにスポットが当たっていたが、TBMは大阪のシーンもフック・アップし宮本以下、大阪で活躍していたミュージシャンで構成されたセクステットに録音の機会を設けた。他にも名古屋のギタリストで自身もジャズ・クラブを経営していた和田直もTBMに多くの作品を残した。ジャズ・クラブが現場であるとの矜持。
・中村照夫グループ / ユニコーンTBM唯一(多分)のニューヨーク録音作。メンバーもSteve Grossman、Alphonse Mouzon、Lenny White、George Cablesなどで固められた。サウンドの方もTBMの中では異色で、ジャズ・ロック~フュージョン路線の中でもファンクやブギーのグルーヴの「Umma Be Me」、エレクトリック・ジャズ「Unicorn Lady」、アフリカン・パーカッシヴなスピリチュアル・ジャズ「New Moon」など。
・ジミー・ヨーコ & ジン / 清少納言
TBMでは4000番台に”Japan Jazz Grand-Prix Series”が割り当てられているが、ジミー・ヨーコ & ジン、ウィンドウ・ペイン、Zapの3組による3枚のみとなった(Zapは後に5000番台にもう1枚のアルバムを残す)。1976、77年にTBM主催で行われたいわゆる登竜門的「ジャズ・グランプリ」を通して発掘されたアーティストだが、和の要素とプログレ的サウンドでTBMの中でも唯一のサウンド。
ボーナス・トラックが2曲追加されたBenny Sings『Champagne People』20周年スペシャル・リイシュー盤LPが入荷!
Benny Sings『Champagne People』(2003年 / 2023年 Reissue)
タイトなビートが堪らない「Unconditional Love」、独特の浮遊感にまどろむ「Dust」、そして至極のアフター・アワーズ・ワルツ「Champagne People」 と、デビュー・アルバムにして高度に完成されたポップソングが並ぶ。
Calm『Moonage Electric Ensemble』スペシャル・リイシュー盤が入荷!
初期代表作の一つである名曲「Light Years」を収録した、最高傑作アルバムとの呼び声高い名盤『Moonage Electric Ensemble』を、20年のときを経てCalm自身が再構築! オリジナル・ヴァージョンは全曲ミックスからやり直し、そのパーツから新しくダブ・ヴァージョンを制作、2CD/2LPとして蘇る。ミックスからマスタリングまで全てCalm本人が手がけた。
収録情報
Disc 1 (Original) - Brand New Mixdown and Mastering
1. Unseen Small Steps
2. Light Years
3. Noon at the Moon
4. The Other Side of the Moon
5. Tsukiyo
6. Between Worlds
7. Authentic Love Song
8. Oasis +ボーナストラック(SeahawksとLOVAの新作リミックス音源)を収録
Disc 2 (Moonage Daydream Dubs)
1. Unseen Small Steps - Daydream Dub
2. Light Years - Daydream Dub
3. Noon at the Moon - Daydream Dub
4. The Other Side of the Moon - Daydream Dub
5. Tsukiyo - Daydream Dub
6. Between Worlds - Daydream Dub
7. Authentic Love Song - Daydream Dub
8. Oasis - Daydream Dub
現行アルゼンチン・シーンがここ日本で注目される大きなきっかけとなった一枚がついに初アナログ化です!
HMV渋谷店で嬉々としてCDで購入したあの日から、約15年待ちました。その静かな輝きは、いまだ美しいままです。
2023年 7月 中村 智昭
MUSICAÄNOSSA / Bar Music Shibuya,Tokyo
通販はこちら!→https://barmusic.buyshop.jp
Yoshiharu Takeda『Before The Blessing』LP
揺らぎ、流れ、輪郭をあらわす幻想の音楽。
気鋭の音楽家、武田吉晴の4年振り待望のセカンド・フル・アルバム。
2018年に発表したファースト・アルバム『Aspiration』がCalmや井上薫から賞賛された、
東京在住、気鋭の作編曲家/鍵盤奏者にして選曲家としても活躍する武田吉晴。
アルバムを聴いた鈴木惣一朗(ワールドスタンダード)がその才能に惚れ込み、
自身がプロデュースするレーベル“Stella”からの新作をオファー。
4年の歳月をかけて制作された本作は、洗練の奥に潜む野性、静が内包する動を美しく表現し、
武田吉晴にしか創造できない音世界がさらに深化した素晴らしい内容。
■税込4,620円(税抜4,200円)
■レーベル:Stella
■発売・販売元:インパートメント
※Bar Musicにて好評販売中です!
Terry Callier誕生日の5月24日、当店オリジナルのスペシャルT-shirt発売!
Bar Music店主・中村智昭が組んだコンピレーションLP『Tokyo Moon』のジャケット写真を使用した、当店のみ販売のスペシャルT-shirt!
Photo by Rui Tsuguchi
Size: S/M/L/XL¥4800(税込)
テリー・キャリアー
ソウル、ジャズ、フォークの狭間をブルースと共に独自のスタイルで紡ぎ、2012年に帰らぬ人となった孤高のシンガー・ソング・ライター。
通販はこちら!→https://barmusic.buyshop.jp
現代ポーランド・ピアニズムの至宝、スワヴェク・ヤスクウケのアルバム群から超厳選の5曲を2023年4月26日に世界初アナログ化でリリースしました! 衝撃の「Sea I」、トリオでグルーヴする「Chili
Spirit」、美しき「Moments」.....。マスタリングは彼の大ファンだというCalmさんが手をあげてくださいました!
そして来日公演は5月13日土曜日、めぐろパーシモンホールにて!
2023年 5月 中村 智昭 MUSICAÄNOSSA / Bar Music Shibuya,Tokyo
〜以下、メーカー・インフォメーションより〜
現代ポーランド・ピアニズムの至宝、スワヴェク・ヤスクウケのCDオンリーのアルバム群から超厳選の5曲を世界初ヴァイナル化!
全音楽ファン必携の完全限定盤が、来日公演を目前にした絶好のタイミングでムジカノッサ・グリプスより4/26にリリース!
本国ポーランドでは2014年に、ここ日本では2016年にリリースされたアルバム『Sea』はジャズのみならず、ポスト・クラシカル/アンビエント/エレクトロニカ、例えばニルス・フラームやハウシュカ、ゴールドムンドといったアーティスト達が名を連ねるであろうピアノ・ソロ作の近代史においても、非常に稀有な光を放つ衝撃の作品でした。そのタイトル曲と言える「Sea
I」に、それ以前にトリオ名義でリリースされていたグルーヴィーな「Chili
Spirit」、永遠の美しさを湛えたバラード「Moments」という素晴らしい楽曲達を今回初めてアナログ化することができて、本当に嬉しいです。彼の音楽が、より様々な場所またはシーンで、より多くの人々の耳に届くことを心から願いながら選びました。6年ぶりの来日公演も、今から楽しみでなりません。(中村
智昭 MUSICAÄNOSSA / Bar Music Shibuya,Tokyo)
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A1.Sea I
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A2.Chili Spirit
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A3.Tokitura
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B1.Moments
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B2.Park I
スワヴェク・ヤスクウケ
1979年ポーランドはバルト海沿岸の最北部に位置するプツク生まれのジャズ・ピアニスト。若くしてサックス奏者ズビグニェフ・ナミスウォフスキのバンド・メンバーとしてデビュー。同時期にグダニスクで結成された人気バンド、ピンク・フロイトに初期サポート・メンバーとしても参加。ジャズのみならず、テクノ、パンク、フォークといった様々な音楽要素を消化しながら、2004年には自身のトリオ名義で『Sugarfree』をリリース。順調にキャリアを重ねる中でやがてピアノ・ソロというフォーマットにたどり着き、『Moments』『Sea』『Senne』『Park
Live』といった傑作を立て続けに生み出した。2023年5月13日には、めぐろパーシモンホールにて「POLISH PIANISM
Concert」来日公演を行う。
【初2LP化!】V.A.『Hydeout Productions 2nd Collection』
Nujabes 命日の2月26日、店頭入荷!
〜以下、メーカー・インフォメーションより〜
現代の音楽業界全体の流れとは別に、宣伝活動を行わず純粋に音=作品のリリースのみでリスナーから大きな支持を獲得した稀有のインディペンデント・レーベル「Hydeout
Productions」のレーベルのコレクション・アルバム第2弾「2nd Collection」が2LPでリリース。
それは、Nujabesのアルバム『Metaphorical Music』『Modal Soul』と平行して、よりレンジの広い作品・人選で綴られたHydeoutのもう一つの世界。
アルバム『Modal soul』から「Reflection Eternal」の別章とも言うべき存在である「Another
Reflection」等、レーベルのコレクション・アルバムでありながらNujabesの2nd Album『Modal
Soul』以降のレーベルの方向性を示した作品。
Nujabes / Voice Of Autumn
Nujabes / Sky Is Falling
Uyama Hiroto / Waltz For Life Will Born
Clammbon By Nujabes / Imaginary Folklore
Nujabes / Hikari
Nujabes / Counting Stars
Nujabes / Another Reflection
Nujabes / Fly By Night
Pase Rock / Old Light (Voices From 93 Million Miles Away Remix)
Emancipator / With Rainy Eyes
Shing02 / Luv(sic.) Modal Soul Remix
Uyama Hiroto / Windspeaks
DSK / Winter Lane (Nujabes Remix)
Nujabes / After Hanabi -Listen To My Beats
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品番 : HOLP007
フォーマット : 2LP
4年前に初アナログ化音源を中心にムジカノッサで組んだコンピレーション『Tokyo
Moon』の2ndプレス・エディションを、12月3日にリリースしました。「Truth In Tears 2」を追加収録、"Moon
White"カラー盤で特製ポスター付きの豪華仕様です!(中村 智昭)
〜Charles Stepney『Step On Step』入荷のお知らせ 〜
MUSICAÄNOSSA Top Reccomend ~ D/H3 usen for Cafe Apres-midi 2022 Early Autumn Selection(放送期間 8月29日~10月9日 毎週月曜18:00~26:00)
Charles Stepney『Step On Step』(2022年 / International Anthem)
もしも貴方がチャールズ・ステップニー(1931-1976)という名前を知らないとしても、キーファーやジョン・キャロル・カービーといった現行シーンの先端を行くアーティストたちにいま心を奪われているならば、この作品は絶対に耳にすべきだ。時を遡ること約50年前の1970年前後、シカゴのサウスサイドにあったという自宅の地下スタジオにてデモ的に多重録音されたこれらの楽曲は、間違いなく彼らが行き着こうとする場所に先んじている。
そして、もしも貴方がミニー・リパートンやテリー・キャリアー、またはアース・ウィンド&ファイアーという名前を知っているならば、やはりこの作品を絶対に耳にすべきだ。なぜならば彼らはその活動の最初期に、チャールズ・ステップニーという編・作曲家/プロデューサーの手によって世に送り出されたからだ。また、同時期のラムゼイ・ルイスやデルズといったすでに十分キャリアを重ねていた者たちも同様に、チャールズ・ステップニーのスコアと指揮に導かれ未踏の境地へと達していた。
そうしたことを踏まえて『Step On
Step』と向き合うとき、僕たちはついに偉大な音楽家の核心に迫ることができる。ニュー・ロータリー・コネクションに提供した稀代の名曲「I Am
The Black Gold Of The
Sun」のプロトタイプ「Black Gold」の鈍く、それでいてあまりに眩しい輝きはいったいどうだろう。僕は、胸の高鳴りを抑えることができない。
今回の初秋セレクションでは、リズムボックスに導かれる柔らかな音像からシュギー・オーティス「Pling!」をすぐに連想してしまった「Roadtrip」や、後にアース・ウィンド&ファイアーが歌い大ヒット曲となる「That's The
Way Of
The World」を選んだ。現代のポピュラー音楽史におけるミッシングリンクとも言える、これほどまでに貴重で尊い音源のマスターテープが、長期の間にほぼ劣化もせず無事に残されていた奇跡に感謝する。(Bar Music 店主 中村 智昭)
通販はこちら!→https://barmusic.buyshop.jp
青野賢一さんの書籍「音楽とファッション 6つの現代的視点」をWeb ShopにUPいたしました! Small Circle of Friends『Cell』LPも在庫ございます!→https://barmusic.buyshop.jp