2014年6月9日月曜日

6/14 Sat. 太子堂ジャズ部 presents「"Jazz Next Standard フュージョン/クロスオーヴァー" Release Party」[DJ]小川 充・富田 恭弘(太子堂ジャズ部)・尾崎 浩一(Eurasian Suite)・秋葉 裕介・廣瀬 大輔(Ella Records)・中村 智昭 (MUSICAANOSSA)



6月12日にリットー・ミュージックさんからディスク・ガイド「ジャズ・ネクスト・スタンダード」シリーズ最新刊として"フュージョン/クロスオーヴァー編"が発売されます。執筆ライターの内、三人が"太子堂ジャズ部"所属、そしてBar Music店主である中村智昭氏も執筆しているという縁もあり、リリース・パーティーを"太子堂ジャズ部"の特別枠として開催致します! DJは、監修者である小川充氏を筆頭とした本書執筆ライター陣。広島在住の尾崎浩一氏(eurasian suite / "太子堂ジャズ部"広島支部長)もこの日の為に駆けつけてくれます! もちろん当日会場では本書の販売、何と購入者にはスペシャル特典として小川充氏セレクトによるCD-R『12"で聴くフュージョン/ブギー』をお付け致します! このCD-Rが手に入るのはこの当日会場での購入者のみ! お見逃し無く! なお、今回の素晴らしいフライヤー・デザインは、IN THE CASTLE DESIGN OFFICEさんによるものです。(富田恭弘)


6/14 Sat.
太子堂ジャズ部 presents "Jazz Next Standard フュージョン/クロスオーヴァー" Release Party
[DJ]小川 充・富田 恭弘(太子堂ジャズ部)・尾崎 浩一(Eurasian Suite)・秋葉 裕介・廣瀬 大輔(Ella Records)・中村 智昭 (MUSICAANOSSA)
[at]渋谷 Bar Music
[info]03.6416.3307
※22:00~5:00の開催です。
※Music Charge ¥1000
http://barmusic-coffee.blogspot.jp/


DJ /クラブ世代に向けたジャズ・ガイド・ブック“Jazz Next Standard”シリーズ、久々となる最新刊のテーマはフュージョン。これまでにガイド本も多数刊行されていますが、本書では、ブギー、メロウ・グルーヴ、ダンス・ジャズ、コズミック、サンプリング・ソースなどをキーワードに、これまでにないセレクションでお届けします。クラブ世代からの支持が厚いロイ・エアーズやアジムスといったアーティストを筆頭に、ヨーロッパ諸国や南米も含む世界各国から集めたディスクは合計約700枚! 独自の視点で“定盤”を塗りかえる、まったく新しいフュージョン・ガイドの誕生です。

※イヴェント当日はBar Music限定のスペシャル特典、小川充氏セレクトによるCD-R『12"で聴くフュージョン/ブギー』をご用意いたします!

【CONTENTS】
■沖野修也スペシャル・インタビュー
■PART 1 Featuring Musicians / Producers
■PART 2 Crossover / Pre-Fusion(US:1972-1976)
■PART 3 Golden Age(US:1977-1979)
■PART 4 Next Stage(US:1980-1989)
■PART 5 Europe & OtherAreas
■PART 6 Brazil
■PART 7 Latin
■PART 8 Japan
■PART 9 Rock, Soul & Funk, etc.


惜しくも本編には掲載されなかったけれど、各執筆者にとって個人的に思い入れのあるタイトルを各一枚。『EXTRA EXTRA !  -番外編-』として特別に、この場のためにセレクトしてもらいました。


"Jazz Next Standard -フュージョン/クロスオーヴァー-"
EXTRA EXTRA ! -番外編-



Wendell Harrison / Organic Dreams
Wenha/US/1981
 自主レーベルのウェンハからの2作目。前作『Dreams Of A Love Supreme』は、まだジャズの枠組みが強いアルバムだったが、こちらは「Love Juice」のように、完全にディスコやブギーにシフトした作品をやっているところが特徴。「Peace Of Mind」もモダン・ソウル的に再評価される。ブギー・フュージョン「Ginseng Love」でのスペイシーな飛翔感、ラテンも取り入れた「The Work」でのメロウネスは、スカイ・ハイ・プロダクション関連作に通じる。 小川




Dee Dee Bridgewater / Sweet Rain (PROMO 12”)
Elektra/US/1978
 『Just Family』からのプロモ12”カットだが、これがアルバムとはヴァージョン違いかつ非常に素晴らしいのでここで取り挙げたい。キーボードのラインがブギー感溢れるギター・リフに差し替えられ、リズム隊もさらにバウンシーで煌びやかなディスコ・フィールに!ディー・ディーの歌声もより伸びやかでフェアリーな印象で最高。Dee Deeのディスコグラフィー的にも欠かせない一枚だ。アルバムと共に是非押さえて欲しい。富田



Jo.Boyer / Isabelle And The Rain (12”)
JOB Records/US/Unknown
 ジョー・ボイヤーが、自身の名を冠したレーベルに残した、様々なジャンルの要素をクロス・オーヴァーさせた傑作。くぐもったディスコ・ビートにベース、ギターの分散和音そしてブラス・ハーモニーが加わるイントロに、シンセサイザーによるビープ音から合成した様な音色の単音メロディー・ラインが加わり高揚は最高潮に達する。ブリッジ部のドラムブレイクと、音色を華やかに変えたシンセサイザーが舞う中盤からの展開も最高。尾崎




Claudia / Passaro Emigrante
Epic/Bra/1979
 ブラジル音楽が、まだまだミステリアスだった20数年前。とあるレコ店でソウルやジャズを物色中に、眼光鋭い外国人が手持ちのレコードを売りに来ていた。後日知ったが、ジョー・デイヴィスという男だった。そこで目にした見たこともないレコードたちは高くて買えなかったが、後に苦労して手に入れたその中の1枚は、どのジャンルに収めて良いか分からない音だった。しかし、今なら良く分かる。そのエキセントリックな音楽が、他に類を見ないブラジル独特のCrossover Musicであることが。秋葉


Okay Temiz / Dokuz Sekiz /Denizaltı Rüzgarları (7”)
Yonca ‎/Turkey/1975
 オリエンタル・ウィンドとしての活動の他、ドン・チェリー作品への参加でも知られるトルコ人打楽器奏者、オカイ・テミズ。本作はトルコのYoncaレベールに残されたEP。ブラジルやアフリカの様々な打楽器を導入し強烈なアンサンブルを聴かせるパーカッシヴ・チューン「Dokuz Sekiz」、ミニマルなリズムの上で奏でられる中近東の旋律が独特な浮遊感を生む「Denizaltı Rüzgarları」の唯一無二の個性を感じさせる2曲を収録。三谷



Kirk Degiorgio Presents As One / 21st Century Soul
Ubiquity/US/2001
 今回発売となる「JAZZ NEXT STANDARD」の新章「フュージョン/クロスオーヴァー」においてはクラブ・ミュージックのカテゴリーはないが、ハンコックのヘッドハンターズ以降の系譜を継ぐのはこのカーク・ディジョージオだと自身は思っている。タイトなブレイクビーツの上をシンセ類がうねるグルーヴ感。番外編ということでジャズDJ随一のハード・コレクターであり鍵盤奏者の彼によるアズ・ワン名義の2001年のファースト・アルバムを。廣瀬



Stanley Cowell / New World
Galaxy/US/1981
 今回のディスク・ガイドにおいてスタンリー・カウエルのギャラクシー期4作からは唯一『Talkin' 'Bout Love』が選出されたが、ごく私的な見解からは78年制作の本作もまたフュージョン/クロスオーヴァー的傑作と言い切るに相応しい。曖昧なジャンルであるからこそ本来の“融合”という言葉の意味にあえて立ち返るとき、それはあるべき時のルールを越え、新たな世界を指し示す一筋の光となる。中村












小川充
音楽評論家・ライターとして雑誌のコラムやCDのライナーノートなどを執筆。著書『JAZZ NEXT STANDARD』、同シリーズの『スピリチュアル・ジャズ』と『ハード・バップ&モード』、『クラブ・ミュージック名盤400』他、『DOUBLE STANDARD』『FUSIONISM』『音楽をよむ』『JAZZ SUPREME』『ブリザ・ブラジレイラ』『ブリザ・ブラジレイラ・プリモ』『LATIN DANCE MANIA』『超ハウス・ディスク・ガイド』『ブルーノート決定盤100』『モンド・ミュージック2001』『Disc Collection Rare Groove』などに寄稿。DJ・選曲家としてUSENなどの番組選曲を担当する他、Blue Noteの『ESSENTIAL BLUE – Modern Luxury』、Tru Thoughtsの『Shapes Japan: Sun』、Wax Poetics JapanとKing Recodsによる『King of JP Jazz』、Ultra Vybeからの『Jazz Next Beat / Transition』などコンピの監修・選曲も手掛ける。



富田恭弘
DJ/選曲家/レコード好事家。「太子堂ジャズ部」主宰。『Jazz Next Standard-SPIRITUAL JAZZ』への寄稿がご縁で、最近Dee Dee Bridgewater『Afro Blue』のライナー・ノーツを執筆。さらにプロデューサー、そしてDee Dee 本人から当時のお話を伺う機会を得ました。多謝。



秋葉裕介
何かと何かが混ざり合う音楽が好きです。ある意味フュージョン的音楽嗜好かもしれません。本業は広告のクリエーティヴ・ディレクションですが、音楽関係の執筆やDJもしています。


三谷昌平
クラブ、FM、USEN、TVドラマでのDJ/選曲の他、CDライナーノーツやディスク・ガイド・ブック等で執筆を行う。音楽ユニット、Novo Tempo、Ritmo Fantasticoのメンバーとしても活動している




尾崎浩一(Koichi Ozaki)
eurasian suite レーベル主宰。広島在住。DJ、楽曲制作、Jazz Next Standard シリーズやライナーノーツの執筆など、「Think globally, act locally」に活動中。
http://www.geocities.jp/eurasiansuite/

廣瀬大輔
新譜専門レコード・ショップDANCE MUSIC RECORDのジャズ・バイヤーを経て、ヴィンテージ・レコード・ディーラー・ショップELLA RECORDSに所属。DJや選曲活動のほか、クラブ・ミュージックとジャズに関する執筆も行う。


中村智昭
DJ/選曲家/音楽ライターとして「ムジカノッサ」を主宰、渋谷「バー・ミュージック」店主。2013年に新レーベル「ムジカノッサ・グリプス」をスタート。コンピレイションCD『Bar Music 2013』をリリースした。




6/14 Sat.
太子堂ジャズ部 presents "Jazz Next Standard フュージョン/クロスオーヴァー" Release Party
[DJ]小川 充・富田 恭弘(太子堂ジャズ部)・尾崎 浩一(Eurasian Suite)・秋葉 裕介・廣瀬 大輔(Ella Records)・中村 智昭 (MUSICAANOSSA)
[at]渋谷 Bar Music
[info]03.6416.3307
※22:00~5:00の開催です。
※Music Charge ¥1000
http://barmusic-coffee.blogspot.jp/










コーヒーとお酒、そして音楽。
Bar Music
バー・ミュージック  
Tel.03.6416.3307
Open / 18:00~Midnight (日曜日のみ16:00~24:00、金曜日は朝まで営業しております)
Close / 不定休
厳選のCDとLP、コーヒー豆も販売。







*Muriel Winston『A Fresh Viewpoint』入荷のお知らせ→http://barmusic-coffee.blogspot.jp/2014/04/muriel-winstona-fresh-viewpoint_25.html

Bar Music Schedule: 4th Anniversary & Rainy Season 2014



*スタッフ募集のお知らせ〜あんこ店長(チワワ♀6歳)一家のお花見〜→http://barmusic-coffee.blogspot.jp/2014/04/6.html

*コンピレイションCD『Bar Music2013』好評販売中!→http://musicaanossa-since1999.blogspot.jp/2013/10/1022-tue-cdbar-music-2013.html

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