2024年2月4日日曜日

2/7 Wed.「MUSICAÄNOSSA presents ANTHOLOGY VOL.9 SPIRITUAL JAZZ on BLUE NOTE 編」[DJ]廣瀬 大輔(ELLA RECORDS)・中村 智昭(MUSICAÄNOSSA / Bar Music Shibuya,Tokyo)

「廣瀬大輔が特定のカテゴリーを設定して、それはアーティストであったりレーベルであったりジャンルであったり、Bar Musicのサイトに短いコラムと少しのディスクレヴュー、DJではスタートの20時から21時までの1時間をそのテーマでレコードをプレイします。第9回のテーマはSPIRITUAL JAZZ on BLUE NOTE。その後は、店主中村智昭と廣瀬が23時まで」(廣瀬大輔)

 


2/7 Wed.
MUSICAÄNOSSA presents ANTHOLOGY <anthos+logia> VOL.9 SPIRITUAL JAZZ on BLUE NOTE
[DJ]廣瀬 大輔(ELLA RECORDS)・
中村 智昭(MUSICAÄNOSSA / Bar Music Shibuya,Tokyo)
[at]渋谷 Bar Music 
[info]03.6416.3307
http://barmusic-coffee.blogspot.com 
※18:00オープン、着席の通常営業スタイルで20:00~23:00の開催です。
※新型コロナウイルス禍以前より入店
人数を制限しておりますので、事前予約またはご来店直前にでもお電話でテーブルをおさえていただけますと幸いです。  
※消毒、お客様着席時のグループ別ソーシャルディスタンスの確保、換気など、ウイルス対策へのご理解とご協力をお願いいたします。
※Entrance Fee ¥1000

  

廣瀬 大輔(Ella Records)
ヴィンテージ・レコード・ディーラー&ショップElla Records所属。かつてはDANCE MUSIC RECORDのジャズ・バイヤーとして新譜を供給し、ライターとして“Jazz Next Standard”シリーズや「Jazz MeetsEurope」、「500 Club Jazz Classics」、“Jazz The New Chapter”シリーズ等の書誌や多くのライナーノーツ等へ新旧問わずジャズ/クラブ・ミュージックに関する執筆/寄稿、またDJ/選曲活動を行う。
 
 
●コラム by 廣瀬 大輔(Ella Records)
イギリスのJAZZMANレーベルが2008年からスタートしたコンピレーション・シリーズ『Spiritual Jazz』。第一弾はアンダーグラウンドなブラック・ジャズに焦点を当て、その後は地域性に目を向けたヨーロピアン・ジャズ、アメリカのミュージシャンがヨーロッパで残した作品、ワールド、イスラム、日本、そしてレーベルに焦点を当てたBlue Note、Prestige、Impulse、SteepleChaseなどなど...現在では第15弾までリリースされている。

Blue Noteにおけるスピリチュアル・ジャズ。例えばStanley Cowellが参加したBobby Hutcherson作品たちや、Doug Carnがカヴァーしアルバム・タイトルに引用したLee Morganの「Search For The New Land」、Horace SilverによるWeldon Irvineの「Liberated Brother」のカヴァーなど...が思い浮かぶ。これはBlue Noteの外からの”スピリチュアル・ジャズ文脈”からの想起。

Wikipediaの”Spiritual Jazz”のページでは、以下のようにある。
(*英語ページのため引用はgoogle翻訳/一部抜粋)

”スピリチュアル ジャズは、厳密に定義された音楽スタイルに従っていませんが、一般に、アジアやアフリカの音楽の影響を受けたフリー・ジャズ、前衛ジャズ、モーダル・ジャズの要素を特徴としています”

では、日本ではいわゆる”新主流派”と呼ばれる”Post Bop”の項目では以下のような記述がされている。

”ポスト・バップという用語は包括的な言葉で、ビバップ、ハード・バップ、モーダル・ジャズ、前衛ジャズ、フリー・ジャズの原則を組み合わせた、1950年代後半から1960年代に出現した特定の音楽群である”

つまるところ、どちらも厳密に定義された音楽スタイルではなく、概念としてのワードであることがわかる。特にJAZZMANのコンピレーションにおける選曲を見ると、ポスト・バップ総本山でもあるBlue Noteのスピリチュアル・ジャズは、その神秘性や超越性、そして精神性や社会性よりも、その音楽性に注目され、スピリチュアル・ジャズとポスト・バップの間にある共通する上記の説明がなされているベン図の共通部分にある概念によってセレクトされているのだろうと思われる。ちなみJAZZMANの一連のSpiritual Jazzシリーズには、『Esoteric, Modal And Deep Jazz』(Deepの部分がEetherealやProgressiveになっているケースもある)という副題が常についており、こちらも”スピリチュアル・ジャズ”を一意にまとめられない様を表している。

”概念”と”文脈”から語られがちなスピリチュアル・ジャズとポスト・バップ。その共通項の尺度のひとつとして興味深いアーティストを一人あげておきたい。先述のLee Morganの「Search For The New Land」をカヴァーしたDoug Carnだ。Black Jazzレーベルから作品を発表したスピリチュアル・ジャズを代表するアーティストだが、彼がカヴァーしたBlue Noteの楽曲を列挙して(同時代性のあるLP期について...CD期に入ってもBlue Note楽曲を多数カヴァーしているが)、その”概念”と”文脈”のニュアンスが掴めるのではないか。スピリチュアル・ジャズ・アーティストとしては何をいまさらのDoug Carnへの評価ではあるが、さらにポスト・バップとスピリチュアル・ジャズの共通部分を先見的に見出す彼に、通時的、共時的観点からみても、改めてその交差点に据えて論じたい。

from『Infant Eyes』
・Bobby Hutcherson「Little B's Poem」from 『Components』1966
・Wayne Shorter「Infant Eyes」 from 『Speak No Evil』1966
・McCoy Tyner「Passion Dance」 from 『The Real McCoy』1967
・Horace Silver「Peace」 from 『Blowin' The Blues Away』1959
from『Spirit Of The New Land』
・Lee Morgan「Search For The New Land」 from 『Search For The New Land』1966
from『Revelation』
・McCoy Tyner「Contemplation」 from 『The Real McCoy』1967
from『Virgo』
・Herbie Hancock「Dolphin Dance」 from 『Maiden Voyage』1965
・Wayne Shorter「Virgo」 from 『Night Dreamer』1964

この原稿とは別に「90年代から振り返るスピリチュアル・ジャズは和製英語か(仮題)」からのWikipediaの”Spiritual Jazz”ページのダメ出しとともに「その概念の発生当時から現在に至るまでスピリチュアル・ジャズの推移(仮題)」という文章を書いていたのですがまとまらず(というか長くなりすぎた)、Doug Carnに落とし込めることに気づいた訳で、これはまたあるかないかのいつかの機会に。よろしくお願いいたします。


 
 
 【ディスク・レヴュー】by 廣瀬 大輔(Ella Records)




・Bobby Hutcherson / Stick-Up!
JAZZMANリリースのコンピレーション『Spiritual Jazz Vol.9』のBlue Note編の冒頭を飾るのは、本作に収録のモーダルなワルツ・ナンバー「Verse」。Joe HendersonのワンホーンにピアノはMcCoy Tyner。イントロとアウトロ・パートの東洋的な幽玄的響きがスピリチュアル感を増大させます。この辺りの番号は、当時日本盤がリリースされなかったタイトルがちらほら見られ、本作もLPは日本未発売。


 
 

・Larry Young / Of Love And Peace
当時、日本未発売であったBlue Note作品でスピリチュアル・ジャズ的な重要作といえば、他にAndrew Hillの『Lift Every Voice』や本作が挙げられるでしょうか。Hillの『Lift Every Voice』はクワイアをフィーチャーした作品ですが、Youngのこちらは3管ホーンのアグレッシヴなモーダル・ジャズ。日本未発売といっても東芝経由の直輸入盤で発売されており、Libertyへのレーベル売却の合間に起こった契約的なことなのでしょうかね。この辺りのリアルタイムのお話を埋もれさせてはいけないと思ってます。知りたいので。
 

 
・Duke Pearson / The Phantom
こちらもJAZZMANコンピ『Spiritual Jazz Vol.9』にセレクトされた楽曲「The Phantom」。 Potato Valdes等のパーカッション、Bobby Hutchersonのヴァイブ、Jerry Dodgionのフルートをフィーチャーした密林系エキゾ・モーダル・ジャズ。レアグルーヴ期からのBlue Note人気曲でもありながら、なるほど、これもスピリチュアル・ジャズに含めますか、という興味深いセレクトでもあり。




 
・Wayne Shorter / The Collector
JAZZMANコンピ『Spiritual Jazz Vol.9』には、当時は未発表音源としてお蔵入りされたものの、後にリリースされた作品も幾つか含まれています。そのうちの1つがShorterの日本で発売された未発表アルバム『The Collector』に収録の変拍子モーダル・ジャズ「Indian Song」。まぁShorterはさておいても、例えばGrant Greenなどは新主流派的なポスト・バップ作品がお蔵入りにされている確率も高く、もっとファンキーにいきましょう、的なBlue Noteからのプロデュースもあったのでしょう。
 
 
 
・Pete LaRoca / Basra
JAZZMANコンピ『Spiritual Jazz Vol.9』に唯一、1つのアルバムから2曲収録されたのがPete LaRocaの『Basra』。Joe Hendersonのワンホーンに、当時のSteve Khunトリオという編成です。LaRocaは自作曲を3曲。そこからイラクの都市名を冠した「Basra」は次作の『Turkish Women At The Bath』に繋がるような中東モチーフのモーダル・ジャズ。もう1曲はスパニッシュ・モードのカヴァー曲「Malaguena」。Blue Noteで一番好きなアルバムと20年くらい公言してきてよかったです。なにがよかったかは分かりません。



 
・McCoy Tyner / The Real McCoy
Doug CarnはMcCoyの『The Real McCoy』からBlack Jazzで2曲をカヴァーしました。スピリチュアル・ジャズといえば、McCoy節、と言われるくらいの代表格。ちなみに、 JAZZMANコンピ『Spiritual Jazz Vol.9』に収録楽曲をピアニストからだけで見てみると、リーダー作含まれないMcCoy Tynerが4、リーダー作だけでDuke Pearsonが3、Pete LaRocaでSteve Kuhnが2、Hancockが2、その他は1曲ずつでJan Hammer、Andrew Hill、George Cables、Cedar Walton、Kenny Barron、Solomon IloriのColeridge Perkinson、でした。納得。いいですね。




 
 

中村 智昭(MUSICAÄNOSSA / Bar Music Shibuya,Tokyo)
1977年広島生まれ。渋谷「バー・ミュージック」店主。1995年にDJをスタートし、1999年より「ムジカノッサ」を主宰。選曲家としてユニバーサル/ビクター/インパートメント/キング/コアポート/ディスクユニオンより複数枚のコンピレイションCDやヴァイナルをリリース、ディスクガイドの企画・監修も手掛けると共にUSENやFM各局にも選曲を提供。ジョン・コルトレーンのトリビュート・コピレイション『Dear J.C.』(ユニバーサル)、ベニー・シングス『The Best Of Benny Sings』(ビクター)のライナーノーツや、「Latina」誌、HMV発行の「Quiet Corner」、リットーミュージック「Jazz Next Standerd」シリーズ、シンコーミュージック「Tokyo Moon」への寄稿など。CALMベスト・アルバム『Mellowdies for Memories』(ラストラム)の選曲とその解説も担当している。また、渋谷「カフェ・アプレミディ」にて1999年のオープンから2009年までの10年間店長も務めた。2010年渋谷に「バー・ミュージック」をオープン。2013年にはレーベル「ムジカノッサ・グリプス」をスタート。近年はスモール・サークル・オブ・フレンズ/STUDIO75とのコラボレーションも活発化している。晩年のテリー・キャリアーのCDオンリー音源から厳選し世界初ヴァイナル化した『Tokyo Moon』や、コンピレーションCD+7”EP『Bar Music』シリーズも好評。最新作は現代ポーランド・ピアニズムの至宝、スワヴェク・ヤスクウケのアルバム群から5曲を世界初アナログ化した『MUSICAÄNOSSA SLAWEK JASKULKE』。

 

 

 

ボーナス・トラックが2曲追加されたBenny Sings『Champagne People』20周年スペシャル・リイシュー盤LPが入荷!

Benny Sings『Champagne People』(2003年 / 2023年 Reissue

タイトなビートが堪らない「Unconditional Love」、独特の浮遊感にまどろむ「Dust」、そして至極のアフター・アワーズ・ワルツ「Champagne People」 と、デビュー・アルバムにして高度に完成されたポップソングが並ぶ。

 

 

Calm『Moonage Electric Ensemble』スペシャル・リイシュー盤が入荷!

初期代表作の一つである名曲「Light Years」を収録した、最高傑作アルバムとの呼び声高い名盤『Moonage Electric Ensemble』を、20年のときを経てCalm自身が再構築! オリジナル・ヴァージョンは全曲ミックスからやり直し、そのパーツから新しくダブ・ヴァージョンを制作、2CD/2LPとして蘇る。ミックスからマスタリングまで全てCalm本人が手がけた。

 

収録情報
Disc 1 (Original) - Brand New Mixdown and Mastering
1. Unseen Small Steps
2. Light Years
3. Noon at the Moon
4. The Other Side of the Moon
5. Tsukiyo
6. Between Worlds
7. Authentic Love Song
8. Oasis +ボーナストラック(SeahawksとLOVAの新作リミックス音源)を収録
 
Disc 2 (Moonage Daydream Dubs)
1. Unseen Small Steps - Daydream Dub
2. Light Years - Daydream Dub
3. Noon at the Moon - Daydream Dub
4. The Other Side of the Moon - Daydream Dub
5. Tsukiyo - Daydream Dub
6. Between Worlds - Daydream Dub
7. Authentic Love Song - Daydream Dub
8. Oasis - Daydream Dub

 

 

 

 

現行アルゼンチン・シーンがここ日本で注目される大きなきっかけとなった一枚がついに初アナログ化です! HMV渋谷店で嬉々としてCDで購入したあの日から、約15年待ちました。その静かな輝きは、いまだ美しいままです。 

2023年 7月 中村 智昭 MUSICAÄNOSSA / Bar Music Shibuya,Tokyo

 

通販はこちら!→https://barmusic.buyshop.jp

 

  


Yoshiharu Takeda『Before The Blessing』LP

 

揺らぎ、流れ、輪郭をあらわす幻想の音楽。
気鋭の音楽家、武田吉晴の4年振り待望のセカンド・フル・アルバム。
 
2018年に発表したファースト・アルバム『Aspiration』がCalmや井上薫から賞賛された、
東京在住、気鋭の作編曲家/鍵盤奏者にして選曲家としても活躍する武田吉晴。
アルバムを聴いた鈴木惣一朗(ワールドスタンダード)がその才能に惚れ込み、
自身がプロデュースするレーベル“Stella”からの新作をオファー。
4年の歳月をかけて制作された本作は、洗練の奥に潜む野性、静が内包する動を美しく表現し、
武田吉晴にしか創造できない音世界がさらに深化した素晴らしい内容。

■税込4,620円(税抜4,200円)
■レーベル:Stella
■発売・販売元:インパートメント
 

Bar Musicにて好評販売中です!



 

Terry Callier誕生日の5月24日、当店オリジナルのスペシャルT-shirt発売!

Bar Music店主・中村智昭が組んだコンピレーションLP『Tokyo Moon』のジャケット写真を使用した、当店のみ販売のスペシャルT-shirt!


Photo by Rui Tsuguchi

Size: S/M/L/XL¥4800(税込)

テリー・キャリアー
ソウル、ジャズ、フォークの狭間をブルースと共に独自のスタイルで紡ぎ、2012年に帰らぬ人となった孤高のシンガー・ソング・ライター。

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現代ポーランド・ピアニズムの至宝、スワヴェク・ヤスクウケのアルバム群から超厳選の5曲を2023年4月26日に世界初アナログ化でリリースしました!  衝撃の「Sea I」、トリオでグルーヴする「Chili Spirit」、美しき「Moments」.....。マスタリングは彼の大ファンだというCalmさんが手をあげてくださいました!

そして来日公演は5月13日土曜日、めぐろパーシモンホールにて!

 2023年 5月 中村 智昭 MUSICAÄNOSSA / Bar Music Shibuya,Tokyo

 


〜以下、メーカー・インフォメーションより〜 

現代ポーランド・ピアニズムの至宝、スワヴェク・ヤスクウケのCDオンリーのアルバム群から超厳選の5曲を世界初ヴァイナル化!

全音楽ファン必携の完全限定盤が、来日公演を目前にした絶好のタイミングでムジカノッサ・グリプスより4/26にリリース!
 
本国ポーランドでは2014年に、ここ日本では2016年にリリースされたアルバム『Sea』はジャズのみならず、ポスト・クラシカル/アンビエント/エレクトロニカ、例えばニルス・フラームやハウシュカ、ゴールドムンドといったアーティスト達が名を連ねるであろうピアノ・ソロ作の近代史においても、非常に稀有な光を放つ衝撃の作品でした。そのタイトル曲と言える「Sea I」に、それ以前にトリオ名義でリリースされていたグルーヴィーな「Chili Spirit」、永遠の美しさを湛えたバラード「Moments」という素晴らしい楽曲達を今回初めてアナログ化することができて、本当に嬉しいです。彼の音楽が、より様々な場所またはシーンで、より多くの人々の耳に届くことを心から願いながら選びました。6年ぶりの来日公演も、今から楽しみでなりません。(中村 智昭 MUSICAÄNOSSA / Bar Music Shibuya,Tokyo)
  • A1.Sea I
  • A2.Chili Spirit
  • A3.Tokitura
  • B1.Moments
  • B2.Park I
LP選曲:中村智昭 / マスタリング:Calm
 
スワヴェク・ヤスクウケ
1979年ポーランドはバルト海沿岸の最北部に位置するプツク生まれのジャズ・ピアニスト。若くしてサックス奏者ズビグニェフ・ナミスウォフスキのバンド・メンバーとしてデビュー。同時期にグダニスクで結成された人気バンド、ピンク・フロイトに初期サポート・メンバーとしても参加。ジャズのみならず、テクノ、パンク、フォークといった様々な音楽要素を消化しながら、2004年には自身のトリオ名義で『Sugarfree』をリリース。順調にキャリアを重ねる中でやがてピアノ・ソロというフォーマットにたどり着き、『Moments』『Sea』『Senne』『Park Live』といった傑作を立て続けに生み出した。2023年5月13日には、めぐろパーシモンホールにて「POLISH PIANISM Concert」来日公演を行う。
 

 

 

【初2LP化!】V.A.『Hydeout Productions 2nd Collection』
 
Nujabes 命日の2月26日、店頭入荷!

〜以下、メーカー・インフォメーションより〜
現代の音楽業界全体の流れとは別に、宣伝活動を行わず純粋に音=作品のリリースのみでリスナーから大きな支持を獲得した稀有のインディペンデント・レーベル「Hydeout Productions」のレーベルのコレクション・アルバム第2弾「2nd Collection」が2LPでリリース。

それは、Nujabesのアルバム『Metaphorical Music』『Modal Soul』と平行して、よりレンジの広い作品・人選で綴られたHydeoutのもう一つの世界。
アルバム『Modal soul』から「Reflection Eternal」の別章とも言うべき存在である「Another Reflection」等、レーベルのコレクション・アルバムでありながらNujabesの2nd Album『Modal Soul』以降のレーベルの方向性を示した作品。

Nujabes / Voice Of Autumn
Nujabes / Sky Is Falling
Uyama Hiroto / Waltz For Life Will Born
Clammbon By Nujabes / Imaginary Folklore
Nujabes / Hikari
Nujabes / Counting Stars
Nujabes / Another Reflection
Nujabes / Fly By Night
Pase Rock / Old Light (Voices From 93 Million Miles Away Remix)
Emancipator / With Rainy Eyes
Shing02 / Luv(sic.) Modal Soul Remix
Uyama Hiroto / Windspeaks
DSK / Winter Lane (Nujabes Remix)
Nujabes / After Hanabi -Listen To My Beats

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品番 : HOLP007
フォーマット : 2LP
 

 

4年前に初アナログ化音源を中心にムジカノッサで組んだコンピレーション『Tokyo Moon』の2ndプレス・エディションを、12月3日にリリースしました。「Truth In Tears 2」を追加収録、"Moon White"カラー盤で特製ポスター付きの豪華仕様です!中村 智昭

 
 
 
 

 

 

〜Charles Stepney『Step On Step』入荷のお知らせ 〜

MUSICAÄNOSSA Top Reccomend ~ D/H3 usen for Cafe Apres-midi 2022 Early Autumn Selection(放送期間 8月29日~10月9日 毎週月曜18:00~26:00) 

Charles Stepney『Step On Step』(2022年 / International Anthem)
もしも貴方がチャールズ・ステップニー(1931-1976)という名前を知らないとしても、キーファーやジョン・キャロル・カービーといった現行シーンの先端を行くアーティストたちにいま心を奪われているならば、この作品は絶対に耳にすべきだ。時を遡ること約50年前の1970年前後、シカゴのサウスサイドにあったという自宅の地下スタジオにてデモ的に多重録音されたこれらの楽曲は、間違いなく彼らが行き着こうとする場所に先んじている。
 
そして、もしも貴方がミニー・リパートンやテリー・キャリアー、またはアース・ウィンド&ファイアーという名前を知っているならば、やはりこの作品を絶対に耳にすべきだ。なぜならば彼らはその活動の最初期に、チャールズ・ステップニーという編・作曲家/プロデューサーの手によって世に送り出されたからだ。また、同時期のラムゼイ・ルイスやデルズといったすでに十分キャリアを重ねていた者たちも同様に、チャールズ・ステップニーのスコアと指揮に導かれ未踏の境地へと達していた。
 
そうしたことを踏まえて『Step On Step』と向き合うとき、僕たちはついに偉大な音楽家の核心に迫ることができる。ニュー・ロータリー・コネクションに提供した稀代の名曲「I Am The Black Gold Of The Sun」のプロトタイプ「Black Gold」の鈍く、それでいてあまりに眩しい輝きはいったいどうだろう。僕は、胸の高鳴りを抑えることができない。
 
今回の初秋セレクションでは、リズムボックスに導かれる柔らかな音像からシュギー・オーティス「Pling!」をすぐに連想してしまった「Roadtrip」や、後にアース・ウィンド&ファイアーが歌い大ヒット曲となる「That's The Way Of The World」を選んだ。現代のポピュラー音楽史におけるミッシングリンクとも言える、これほどまでに貴重で尊い音源のマスターテープが、長期の間にほぼ劣化もせず無事に残されていた奇跡に感謝する。Bar Music 店主 中村 智昭
 
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青野賢一さんの書籍「音楽とファッション 6つの現代的視点」をWeb ShopにUPいたしました! Small Circle of Friends『Cell』LPも在庫ございます!→https://barmusic.buyshop.jp

 


 
コーヒーとお酒、そして音楽。
Bar Music Shibuya,Tokyo
バー・ミュージック  
東京都渋谷区道玄坂1-6-7-5F 
Tel.03.6416.3307
Open / 18:00~Midnight
Close / 不定休
厳選のCDとレコードも販売。
 
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